「動画配信サービス」・・・いわゆるVODサービスと大々的に謳っていなくても動画の配信を行っているサービスは結構あります。それだけ「動画配信」「動画の見放題」が私たちにとって身近になっていて、企業側としても収益に繋がるからかもしれません。
今はDVDをレンタルするより手軽な動画配信サービスを利用する人が爆発的に増えています。
さて、使う側にとって気になるのは料金や使い勝手、動画の配信数・・・使う人にもよりますが重視したいポイントは色々とありますよね。
掘り出しもののように使いやすいのであれば総合配信サービスについて知ってみるのも1つの方法かもしれません。
今回は総合メディア配信サービス・music.jpについて詳しくまとめてみました。
music.jpって?
音楽・動画・マンガ music.jpならいつでもどこでもその瞬間に楽しめる!
ー 公式サイトより
music.jpは音楽配信・動画配信・書籍(強いのはコミック)配信の3つのジャンルがひとつのサイトにまとまっている大規模な総合配信サービスです。
VODサービスの中には動画配信+書籍の配信をしているサービスも多くなってきていますが、音楽の配信に関してはあったとしても専門チャンネルの配信くらいで留まっていることがほとんどです。そう考えると3つを並行して取り扱っているサービスは珍しいといえます。
music.jpは基本的にポイント制です。
これが一番の特徴でもあるのですが、どういうことかというと自分で購入したポイント・または月額会員(=有料会員)に登録すると毎月貰えるポイントを通貨代わりに楽曲や動画を中心に有料作品を購入またはレンタルする・・・という仕組みになっています。
取り扱い動画とジャンル
music.jpで動画を視聴するには基本的にレンタルが必要です。
動画全体の配信数は約18万本と実は全VODサービス中でもトップなのですが、無料作品というのはほとんど無く見放題機能もありません。
基本的には料金(=ポイント)を払ってレンタルすることになります。映画の場合は1作品440円~890円程度でレンタルできますが、中には1,000円越えの作品もあるので一概には言えません。
次に気になるのがレンタル期間(視聴可能期間)ですが、これは新作か旧作か・・・というのが大きく関係してきます。
店舗でのDVDレンタルと同じイメージですね。作品によって違うのですが、あえて平均を出すなら2日~10日間程度となっています。(もちろん新作のほうが期限は短いです。)
取り扱いジャンル
music.jpでは大きく分けると映画(邦画・洋画)、テレビドラマ(日本、海外、韓流)、アニメ、お笑い、パチスロ、バラエティ、その他(動物、スポーツ、旅行、ドキュメンタリーなど)のジャンルの動画を取り扱っています。
その中でもとりわけ取扱数の多い映画・テレビドラマ・アニメの人気作品にはどんなものがあるか?見てみましょう。(2020年12月27日現在のランキングを参考にしています。)
邦画
- コンフィデンスマンJP プリンセス編
- 思い
- 思われ
- ふり
- ふられ
- 水曜日が消えた
- 星の子
- ぐらんぶる
- 人間失格 太宰治と3人の女たち
- 人狼ゲーム デスゲームの運営人
- シン・ゴジラ
- AI崩壊
- 誰も知らない
など
洋画
- スナイパー・フロム・MI6
- 透明人間
- ドクター・ドリトル
- チャーリーズ・エンジェル
- ジョーカー
- ジュマンジ/ネクスト・レベル
- キングスマン
- ロード・オブ・ザ・リング
- キャッツ
- ハンニバル
など
日本のテレビドラマ
- あのコの夢を見たんです
- おちょやん
- ざんねんないきもの事典
- 七人の秘書
- タリオ
- 少年寅次郎
- 相棒season8
- 科捜研の女season19
- きみはペット
- 仮面ライダー
など
海外のテレビドラマ
- マスターズ・オブ・セックス シーズン1
- GRIMM/グリム
- シカゴ・ファイアシーズン6
- レギオン ファイナル・シーズン
- ハンニバル シーズン2
- ブラックリスト シーズン4
- グレイズ・アナトミー シーズン6
- 24-TWENTYFOUR-シーズン2
- BONES-骨は語るシーズン11
- アンフォゲッタブル 完全記憶捜査 シーズン2
など
アニメ
- アナと雪の女王2
- 2分の1の魔法
- 呪術廻戦
- 天気の子
- ONE PIECE STAMPEDE
- インクレディブル・ファミリー
- 美女と野獣
- ぼくらの7日間戦争
- リメンバー・ミー
- くまクマ熊ベアー
など
music.jpには他の動画配信サービスより新作の反映が早いという特徴もあります。新作・準新作の品揃えは確かです。
視聴可能なデバイス
music.jpの動画はマルチデバイス対応です。具体的には次の機器から視聴することができます。
- スマートフォン・タブレット
- パソコン(Windows限定。Macは不可)
- テレビ
ストリーミングデバイスの「Fire TV/stick」と「Chromecast」に対応しています。
また、PC・スマホ・タブレットをHDMLケーブルに接続してテレビに出力する方法もあります。
画質について
動画を見るときに気になるのは画質です。
大画面でもスマートデバイスでも、やっぱり映像が綺麗なほうが作品に集中できますよね。music.jpで配信されているほとんどの動画はフルHD画質まで対応しています。
フルHDはHD画質以上に綺麗な画質で、細かい輪郭までしっかり見えるのが特徴です。
映像がカクカクしていて気になる・・・ということはないでしょう。
画質の変更方法
画質は次の方法で変更することができます。
パソコンの場合
再生画面右下の「画質」にカーソルを合わせ、「標準画質」か「高画質」から選択。
通信環境によって画質を調整してくれる自動調整機能はありません。初期設定は「高画質」になっています。
アプリの場合
- 視聴したい作品をカートに追加
- 「フルHD画質」か「標準画質」から選択
→値段が違ってきます。これで再生時に選択した画質で再生されます。
ダウンロードについて
インターネット環境が無い場所や通信量を節約したい場面で重宝するのがオフライン再生です。
他のVODサービスでも大体同じですが、music.jpも例に漏れず動画のダウンロードができ、これによってオフライン再生もできるようになります。
ダウンロードに関する条件は次のようになっています。
対象デバイス
スマートフォン・タブレット(ios10・Android5.0以上)
対象動画
作品ページに「ダウンロード可」と出ているもの。
諸事情でダウンロードできない作品には「ダウンロード不可」の表示が出ます。
視聴期限
ダウンロード開始後48時間
これを経過するとインターネットに接続しないと視聴ができなくなってしまいます。
オフラインで見たい場合にはネット接続そしての視聴期限の更新が必要です。
ダウンロード時の画質は高画質・標準画質から選べます。
Androidスマートフォン・タブレットなら保存先を本体からSDカードに変更できます。iPhone・iPadからはこの変更はできません。
この2つの設定変更はWEB版・またはアプリ版の「メニュー」からできます。
オリジナル作品について
動画配信サービスの中にはアマゾンプライムビデオやNetflixなど人気のあるオリジナル作品を多く配信しているサービスがいくつかあります。
オリジナル作品とは自主製作作品のことです。
music.jpにはオリジナル作品はありません。また、最新作の反映は早いのですが独占作品というのもありません。
そのためオリジナル作品や独占配信の作品を楽しみたいという人にはmusic.jp以外のVODサービスがおすすめです。
動画以外の配信について
今回は動画配信に焦点を当ててお話していますが、music.jpという名前の通り一番ウリのサービスは動画配信ではなく音楽の配信です。
気になる配信数は880万曲以上。ジャンル検索や人気ランキングの表示もあり、好きなシングルやアルバムを購入することができます。
また、music.jpの音楽配信で特徴的なのがハイレゾです。
これはCDでは再現できない生の音を追求した高音質な音源のことで、ハイレゾマークが付いている作品であれば対応スマートフォンやアプリを通して楽しむことができます。
music.jp音楽プレーヤーという楽曲再生アプリもあります。
また、マンガや書籍の配信もしています。
マンガは少年・青年漫画、少女・女性マンガからSF、ハーレクイン、雑誌まで31万冊以上、書籍は小説や文芸書、ビジネス書、暮らし・生活ジャンルまで26万冊以上。
こちらにはmusic.jpブックリーダーという専用アプリがあります。
料金について
music.jpにはいくつかの料金プラン(コース)があります。
基本的には有料会員として登録することになり、プレミアムコースと呼ばれる代表的なコースは3つあるので表にまとめました。
500コース | 1000コース | テレビ1780コース | |
月額料金 | 550円(税込) | 1,100円(税込) | 1,958円(税込) |
通常ポイント | 550ポイント | 1100ポイント | 1958ポイント |
動画ポイント | 500ポイント | 500ポイント | 500ポイント |
ポイント合計 | 1050ポイント | 1600ポイント | 2458ポイント |
動画クーポン | あり | あり | あり |
特典 | 3つの専門チャンネル見放題
※2021年1月末で終了 |
この表だけだと月額料金以外は何のことやら・・・という感じなので、ピンク色になっている言葉の部分についてひとつずつ解説していきます。
ポイントについて
music.jpがポイント制というのは既にお話しましたが、有料会員になるとこのポイントが毎月自動的に貰えます。
ポイントには次の2種類があります。
通常ポイント
動画・音楽・書籍と全ての有料作品に使えるポイントで、使用期限は180日間です。
動画ポイント
有料の動画作品のみに使えるポイントです。使用期限は当月中と短いです。
ポイントが足りない・もっと欲しいという場合にはポイントを追加できる方法が2つあります。
music cardの購入
全国のコンビニや販売店で購入できるプリペイドカードで、1,000円(ポイント)分と3,000円(ポイント)分の2種類があります。
取扱い店舗は次の通りです。
- デイリーヤマザキ
- ドン・キホーテ
- ヨドバシカメラ
- ヤマダ電機
- ツルハドラッグ
- 東海キオスク
- イオン
- 杏林堂
- 上新電機
- みやぎコープ
レビュー投稿
music.jpの作品(動画、音楽、マンガ)に対してレビューを登録すると1レビューにつき30ポイントが貰えます。
毎月50レビューまでという制限はありますが、ものすごく頑張れば30ポイント×50回で1500ポイント貰えるということですね。
動画クーポン
music.jpからは毎月動画の購入(レンタル)に使えるクーポンがプレゼントされます。
貰えるクーポンの種類はその月によって違うのですが、一例を挙げると次のような感じです。
- 75%offクーポン(無料会員・有料会員どちらにも)
- 枚数:20枚
- 50%offクーポン(無料会員・有料会員どちらにも)
- 枚数:20枚
- プレミアムクーポン→プレミアム(有料)会員限定
- 枚数:10枚
クーポンは映画作品を中心に利用でき、かなり太っ腹な特典となっていますが有効期限には注意が必要です。
期限はどの種類のクーポンでも獲得した月の月末となっています。
30日間無料体験登録をしたのが月末に近いタイミングだとすぐに使えなくなってしまいますね。
また、クーポンの利用はスマホからしかできません。
視聴(再生)デバイスはパソコンでもタブレットでもいいのですが、その前に決済のみスマホからする必要があります。
専門チャンネル
music.jpではテレビコース会員に限り、スマートフォンまたはクロームキャスト使用環境下でのテレビから無料で専門チャンネルを見ることができます。
2020年12月現在、次の3つのチャンネルが配信されています。
GAORA bros
プロレスやK-1、野球の試合などの中継を行うスポーツ専門チャンネルです。
BOOMERANG
家族向けアニメチャンネルです。バットマン、スーパーマンからワーナーブラザーズ最新作まで。
nickelodeon
子供向けアニメチャンネルです。スポンジボブ、ザ・ペンギンズfromマダガスカルなどアメリカで人気のキッズアニメが中心となっています。
専門チャンネル以外のサービスは継続・・・ということで機能面では特に問題が無さそうですが、気になるのは月額料金ですよね。
現時点で決まっているのは月額料金はそのまま、その分毎月付与の動画ポイントを500ポイント増量ということです。
またそのときになったら色々変更があるかもしれませんね。
さて、3つのコースの中でどれがおすすめかというと1000コースかテレビコースです。
理由は単純に貰えるポイント数が多いからです。
また、500コースだとポイントが使える対象の動画は約3万本ですが、1000コースとテレビコースなら約18万本の作品に使うことができるという違いもあります。
支払い方法
music.jpの月額料金は次の方法で支払うことができます。
クレジットカード決済
次のロゴが付いたクレジットカードが対象です。
- VISA
- Mastercard
- JCB
- AmericanExpress
- Diners Club
各種キャリア決済
使用中のスマートフォン会社が扱うキャリア決済でも支払いができます。
- auかんたん決済
- ソフトバンク・ワイモバイルまとめて支払い
- spモードコンテンツ決済
楽天ペイ
楽天IDとパスワードがあれば楽天に登録しているクレジットカードを通して支払いができます。
リクルートかんたん支払い
リクルート提携サービスや店舗で支払いができます。利用には事前にリクルートIDとパスワードの取得・クレジットカードの登録が必要です。
割引について
music.jpの月額料金に使える割引やクーポンコードはあるのかどうか?調べてみたのですが、残念ながら見つかりませんでした。
その代わりにポイントや動画クーポンのプレゼントの存在が大きいので仕方ないかもしれませんね。開き直って月額料金については諦めて、できるだけ無料か低料金で動画視聴ができるようにポイント・クーポンを最大限活用するスタイルでいきましょう。
会員登録の流れ
music.jpは会員制のサービスなので、利用には会員登録が必要です。
公式サイトから登録を・・・と言いたいところですが、公式サイトからではなく特設サイトからでないと30日間無料体験の権利を受け取ることができません。
公式サイトから登録をするとはじめからまるまる1ヶ月分の料金が掛かってしまいます。
こちらがテレビコースの会員登録用特設サイトの画面です。
無料体験権利付きの会員登録の方法(流れ)は次の通りです。
- STEP1特設サイトにアクセス
- STEP2ページ上部にある 今から30日間無料おためし!のボタンをタップ
- STEP3支払い方法を選択
次の支払い方法からワンタップで選択ができるようになっています。
携帯料金と合わせて支払い
docomoで登録、auで登録、softbankで登録・・・のいずれか
クレジットで支払い
GoogleID、Facebook ID、その他(決済システム「mopita」)・・・のいずれか
- STEP4必要情報の登録
クレジット払いを選んだ場合にはカード番号・セキュリティーコードなどの入力が必要です。
- STEP5サービス内容の確認
サービス料金や無料期間を確認し、大丈夫であれば「登録」ボタンをタップします。
- STEP6会員登録完了
これでmusic.jpの動画サービスが利用できるようになります。
特設サイトから登録した場合の特典について
特設サイト経由で会員登録をすると公式サイト・またはアプリから登録した場合には無い特典が付いてきます。
- 30日間の無料お試し
- 毎月3,000円分のポイントプレゼント
無料期間中に付与されるポイントは1600ポイントです。
無料体験期間中でも有料会員用のサービスは全て利用できます。
- 作品の購入やレンタル
- 動画クーポンの受け取り
- 専門チャンネル見放題
アプリについて
music.jpはどちらかというとWEB版からの利用を想定したサービスになっていますが、もっと手軽に利用したい!という人に向けたmusic.jp動画プレイヤーというスマートフォン向けアプリ(ios版、Android版の2つ)もあります。
このアプリをダウンロードすると、動画の検索・レンタル・再生・再生機能に関する各種設定ができるようになります。
また、見放題チャンネル機能のテレビ番組も視聴できるようになっています。わかりやすさ・使いやすさはアプリ版のほうが上です。
これはAndroid版アプリの実際の画面です。
うまくまとめられていて見やすさに問題はありません。
私も実際にダウンロードして使ってみましたが、途中で動画の再生が止まってしまう・・・ということはありませんでした。
ただ、途中でエラーになってしまって1つ前の画面に戻ってしまうということはありました。
ストアでの評価(レビュー)としては映像が綺麗という口コミがある一方、通信エラーが多い・アプリのUIが古めで使いづらいという口コミもちらほらありました。
また、サービスの退会はWEBからでないとできません。
music.jpのメリット
「そもそもVODサービスか?」と言われるとちょっと違うのがmusic.jpなのでおすすめ度に関しては何とも言えませんが、次の点はメリットです。
貰えるクーポンやポイントがかなり多い
有料会員登録するだけで作品の購入・レンタルに使えるポイントや動画クーポンがザクザク貰えます。
他のVODサービスとは比べ物にならないくらい貰えます。月額料金だけ見るとテレビコースなんかは高く感じますが、実質安いのかもしれませんね。
作品の取扱数は多め
動画作品全体の配信数は約18万本と、あまり知られていませんがVODサービスの中で1位と言っても間違いありません。
話題作はもちろん、検索をすれば見たい作品はほぼほぼ見つかるでしょう。最新作の反映も早いです。
画質が良い
music.jpの動画はほとんどがフルHD画質に対応しています。
これは動画の仕入れ先であり提携企業でもある「ビデオマーケット」が高画質に対するこだわりを強く持っているためです。
画質が悪くてイライラはしなくて済むでしょう。
支払い方法が選べる
色々なサービスに登録していたらクレジットカードの請求額がどんどん膨らんできた・・・という人も多いのではないでしょうか。
music.jpではキャリア決済も選択できるので極力クレジットを使いたくないという人でも安心・セキュリティー面でも安心です。
こんな人ならmusic.jpを使ってみてもいいのかも・・・と思います。
music.jp利用に向いている人
music.jpのデメリット
逆にデメリットとしては次のようなことが挙げられます。
そもそも見放題サービスではない
VODサービスでは今や当たり前となっている動画見放題サービス。これを目当てに登録する人も多いかと思います。
music.jpには見放題動画自体が存在しないため、第一印象としての「お得感」はどうしても少なくなってしまいます。
また、同時視聴ができないのも大きなネックです。
オリジナル作品・独占配信なし
music.jpは新作の反映こそ他のVODサービスより早いですが、お楽しみコンテンツであるオリジナル作品や動画マニアなら漏れずにチェックしたい独占配信はありません。
こういったものを期待するならmusic.jpではダメです。
アダルトジャンルの配信なし
男性の中にはどうせなら成人向け動画も一緒に楽しみたいという人もいるかと思います。
music.jpの動画にはアダルト作品やグラビア作品の取り扱いはありません。
楽しみたい人は他のサービスのほうがいいでしょう。
利用方法がわかりにくい
アプリ版はそうでもありませんが、music.jpのWEB版は造りが複雑怪奇・無事に会員登録までたどり着くのも一苦労です。
サービスが多い分、仕方ないのかもしれませんが・・・公式サイトから会員登録してしまって無料体験ができなかった・・・という声も聞きます。
デメリットを踏まえて、music.jpはこんな人にはあまりおすすめできません。
music.jpに向いていない人
運理企業
music.jpのサービスを展開しているのはこんな会社です。
企業名 | 株式会社エムティーアイ |
所在地 | 東京都新宿区西新宿3-20-2
東京オペラシティタワー35F |
設立 | 1996年8月 |
事業内容 | コンテンツ配信事業 |
【世の中を、一歩先へ。】-エムティーアイ公式サイトより
music.jpは着メロや着うたフルの配信で有名になった会社です。
少し前に流行った「デコメ取り放題」サービスにも人気がありました。
そんな過程を経て、サービスが音楽・動画・書籍配信を手掛けるいわゆる【総合ストア】に拡大したのは2015年のことです。
同年の9月にはスマートフォン有料会員数が600万人を突破しています。
スマートフォン向けアプリに強いのも特徴で、女性向けヘルスケアアプリ「ルナルナ」や交通ナビゲーションアプリ「乗換MAPナビ」などの開発・提供もしています。
退会(解約)の仕方
music.jpの退会はいつでもでき、違約金の発生や○ヶ月以上使わなければいけない!という制限も特にありません。
そして解約と退会という2つのシステムがあるのですが、わかりにくいのでそれぞれについて説明します。
解約について
有料コースの利用を辞めたいという場合にまず必要なのがこの解約で、手続きをすることによって月額料金が発生しなくなります。
解約の流れは次の通りです。
- STEP1公式サイトにアクセス
- STEP2メニューから「プレミアムコース解約」を選択
- STEP3「解約手続きをする」を選択
このときに解約したいコースが正しく表示されているか確認します。
- STEP4パスワードを入力して解除を選択する
- STEP5解約完了
PC・iPhoneとAndroidでは画面表示が少し異なりますが、おおむねこの流れです。
退会について
退会手続きをするとアカウントが消え、music.jpのサービス自体が利用できなくなります。退会も解約と同じように公式サイトのメニューからできるので、気になる人は退会手続きも一緒にしておくとすっきりするでしょう。
解約と退会の違いを表にまとめると次のようになります。
解約 | 退会 | |
月額料金 | 掛からなくなる | 掛からなくなる |
購入作品の視聴 | 可 | 不可 |
ポイントの利用 | 可(期限内であれば) | 不可(消滅する) |
アカウントの状況 | 残る | 残らない |
ひとことで言うと | 無料会員への移行 | サービスの終了 |
music.jpはこんな人向けのサービス
music.jpは総合配信サイトというくくりに入り、名前の通りほぼほぼ音楽配信に特化しているサービスです。
毎日動画を見たい・見放題を楽しみたい・同時視聴を楽しみたい・・・という人には機能面であまりおすすめできません。
確かに各ジャンル隅から隅まで網羅してはいるのですが、動画を楽しむというサービスでは無いのです。
逆に言えば音楽に関してはかなり強いです。
女性アイドル・ジャニーズ・海外アーティストの楽曲まで他には無い高音質で楽しむことができます。
「音楽の無い生活は考えられない!」「家でも出先でも好きな曲を聴きたい!」という人がおまけコンテンツとして動画配信を利用するのなら不満は出ないかもしれません。
なにしろ貰えるポイントやクーポンが多く案外画質もいいので片手間で楽しむには十分だと思います。
動画配信サービスを探しているという条件下に限定して言えば正直他のサービスに登録したほうが満足できるかと思います。
楽曲を楽しみ、+αのコンテンツとして動画もちらっと覗いてみたい・・・くらいの気持ちでの利用ならガッカリはしないと思います。
まとめ
- 月額550円~から利用できるがおすすめは1,100円か1,958円のコース(各税込)
- VODサービスというよりは総合サービス
- 見放題は無くて基本的にポイントでレンタルするスタイル
music.jpは動画配信だけに焦点を当てると正直あまりおすすめできるサービスではありません。
理由は見放題サービスやオリジナル作品が無く、動画の配信数は多くても基本的にはポイントで購入するシステムだからです。
そして同時視聴などのVODサービスには必須とも言える機能も備わっていません。救いはポイントや動画クーポンの数(点数)が他のサービスに比べるとかなり多いことです。
【動画フリークではないけれど、音楽は良く聴く。片手間に動画も楽しめるならいいかも・・・?】という考えの人に限って利用を考えてみてもいいのではないでしょうか。
(もう1つ救い:特設サイトから会員登録をすれば30日間の無料体験資格が受け取れるのでもしダメでもデメリットは無いかと思います!)
music.jpは今話題の動画見放題サービスではありません。
また、一部無料で視聴できる動画作品もありますが、ほとんどはポイントでの支払い(購入・レンタル)が必要です。
実は無料会員というのも存在しますが、無料で視聴できる作品数がかなり少ないこと・また作品を視聴するにはどのみち自分でポイントを購入しなければならないことを考えると無料会員に登録するメリットは無いと言っていいでしょう。